回答

Q.昭和基地の近くにいるのはどんなアザラシ?

 南極では5種類のアザラシが知られていますが,昭和基地周辺でよく見られるのはウェッデルアザラシです。体の色は全体が濃い茶色ですが,薄い黄色のまだら模様が全身にあります。大きなものは体長3m,体重は400kgを超えます。昭和基地周辺では9月から11月にかけて海氷上で子育てをします。ウェッデルアザラシの名は,イギリスの海軍を退役した後,アザラシ猟をしながら南極の海を探検したジェイムズ・ウェッデルにちなんでいます。ウェッデルらが1823年、南オークニー諸島のサドル島で捕えたアザラシの標本はエジンバラ博物館に収められましたが、これがのちにウェッデルアザラシ(Weddell seal)と呼ばれました。なお,1998年に発効した環境保護に関する南極条約議定書によれば,研究目的など特別の許可がない限り,南極観測隊員といえども,アザラシには15m以内,ペンギンには5m以内に近づいてはいけないことになっています。

(参考:http://www.env.go.jp/earth/nankyoku/kankyohogo/kankyo/hogo/kokunai/houritsu/
seibutsu/weddel_seal.html
http://www.eic.or.jp/ecoterm/?act=view&serial=3315

1991年に南極条約特別協議国会合において採択され、1998年に発効した、「環境保護に関する南極条約議定書」による、「在来動植物の採捕・有害干渉の禁止」に当たり、現在はこのように近づく事は禁止されています。詳しくはhttp://www.eic.or.jp/ecoterm/?act=view&serial=3315
(撮影:1986年10月)


ウェッデルアザラシの親子(撮影:1986年11月)