「米油とサラダ油って、実際どっちが安いの?」
そんな素朴な疑問を感じたことがある人は多いと思います。
最近は油の種類も増えてきて、値段や特徴がバラバラで、どれを選べばいいか迷ってしまいますよね。
この記事では、スーパーでよく見る米油とサラダ油の実際の価格や1Lあたりの目安を、できるだけわかりやすく比較していきます。
さらに、日常で使いやすい油の選び方や、ラベルを見るときのちょっとした注意点などもご紹介しますね!
米油とサラダ油はどっちが安い?実際の価格とコスパを比較
まず結論から言うと、一般的なスーパーの売り場ではサラダ油(なたね油ベース)が米油より安いことが多いです。
理由は、原料事情と供給量、そしてブランド・製法の違いによる価格設定です。
直近の参考データでは、キャノーラ(なたね)油1000gの全国平均価格は2025年9月時点で約385円という推計が出ています(総務省「小売物価統計調査」を基にした集計)。
一方、米油は1.35kgボトルの店頭価格が約1,100円前後で推移しており、1L換算でも米油のほうが高くなりやすい傾向です。
スーパーでの平均価格を比較
食用油の店頭相場は月によって変動しますが、2025年の直近データでは、キャノーラ(なたね)油1000gの平均が約385円という指標があります。
これは全国のスーパーを対象にした価格集計に基づく数字です。
米油は商品規格が1.0Lではなく1.35kgなどの大型が主流で、1.35kgで約1,100円前後の実勢が確認できます。
内容量あたりの単価(1L換算)
比較のために概算で1L当たりの目安に直します。
キャノーラ(サラダ油)1000g ≒ 約385円/L
米油1.35kg ≒ 約1,100円 / 1.35 ≒ 約810円/L
この簡易換算でも、サラダ油のほうが明確に安いと判断できます。
なお、店舗の特売やECのまとめ買いで単価は上下します。
コスパ重視で選ぶならどっち?
純粋な購入単価の安さで選ぶならサラダ油に軍配。
ただし、使い切りやすい容量・風味の好み・用途の合致もコスパに直結します。
例えば「大容量を買って長期放置して酸化させる」よりも、適切な容量を選んで新鮮なうちに使うほうが実質コスパは高くなります。
価格の最新傾向を把握するには、総務省の小売物価統計の数値を参照し、店頭価格は価格調査サイトなどで相場感を確認するのがおすすめです。
米油とサラダ油の違いをわかりやすく解説
そもそも、米油とサラダ油、どう違うのでしょう?
二つの違いを分かりやすく解説しました。
原料と製造方法の違い
米油は米ぬかが原料で、精米時に出る副産物を活用するのが特徴です。
サラダ油はなたね油・大豆油などを主原料とし、単一油種のほか調合油として流通することもあります。
表示ルール上は、原材料は重量の多い順に「食用こめ油」「食用なたね油」などと具体名で表示するのが原則です。
調合油は配合の多い順に列挙します。
栄養成分
脂肪酸組成や微量成分は油種により異なります。
健康効果の断定は避け、一般論としては「脂質のとり過ぎに注意しつつ、用途に合わせて油を選ぶ」というガイドラインが推奨されます。
なお、日本ではトランス脂肪酸の一律規制や表示義務は設けられていませんが、事業者による情報開示の指針が公表されています。
個別の数値は商品ラベルやメーカー公表値をご確認ください。
風味・味わいの特徴
米油は香りが穏やかで素材の邪魔をしにくい傾向があり、揚げ物・炒め物・ドレッシングまで幅広く使われます。
サラダ油もくせが少なく万能で、価格を抑えたい日常使いに向きます。
風味はブランドや精製度、ロットで差があるため、定番1本を決める前に小容量で試す方法が無難です。
米油とサラダ油を選ぶ時に気を付けたいこと
ここでは米油とサラダ油、それぞれ選ぶ時の注意点をまとめました。
表示ラベルでチェックすべきポイント
調合油の場合、原材料の並び順=配合の多い順です。
用途に合わせて主原料を確認しましょう。
特定の油種を避けたい場合は、具体名表示(例:「食用こめ油」「食用なたね油」)を見ます。
表現の受け止め方に注意が必要な例としてトランス脂肪酸表示の任意性や「0g表示」の取り扱いがあります。
数値は基準や許容誤差の条件下で表示されるため、全く含まれないことを保証するものではない点を理解して選ぶのが安全です。
保存方法と酸化の注意点
油は光・熱・酸素で劣化しやすい性質があります。
開栓後はキャップをしっかり閉め、直射日光と高温を避けて保存します。
賞味期限は未開封を前提とした目安であり、開栓後はなるべく早めに使い切るのが基本です。
保存や期限の考え方については、公的ガイドライン等の枠組みを確認できる資料があります。
用途に合った選び方のコツ
揚げ物の回数が多い家庭は、価格の安いサラダ油で都度新しい油を使うほうが結果的に満足度が高い場合があります。
少量を幅広い料理に使う家庭やにおい移りをできるだけ避けたい場合は、クセの少ない米油を小容量で回すのも方法です。
どちらにしても、使い切れる容量を選ぶことが“実質コスパ”を上げる近道です。
米油とサラダ油の使い方と向いている人
米油とサラダ油、実際どんな料理につかっているのでしょう?
揚げ物・炒め物に向いているのはどっち?
価格と入手性を重視する日常の揚げ物・炒め物ならサラダ油が無難です。
大量消費でも単価を抑えやすく、在庫管理もしやすいからです。
米油も揚げ物・炒め物に使えますが、単価差を踏まえると「来客時や気分を変えたい時に米油を使う」などの使い分けが現実的です。
参考までに、店頭相場ではサラダ油のほうが安く推移しています。
サラダやドレッシングに向いているのは?
いずれもドレッシングに利用可能です。風味の好みが分かれるため、小容量で試してから常用を決めるのがおすすめです。
香りが穏やかなものを選びたいときは米油が選択肢に入りやすい一方、価格重視ならサラダ油で十分という声もあります。
向いている人・おすすめタイプ
- コスパ最優先/使用量が多い家庭……サラダ油
- 香りの穏やかさや汎用性を重視……米油
- まずは試しながら決めたい……少量ボトルで比較→使い切れる容量へ
米油とサラダ油のよくある質問
米油とサラダ油いついて、みなさんが疑問に感じることをまとめてみました。
Q1. 値段だけで見るとどっちが安い?
一般にサラダ油のほうが安い相場です。
直近の平均では、キャノーラ(なたね)油1000gが約385円の水準、米油は1.35kgで約1,100円前後の店頭価格例が見られます。
特売やまとめ買いでブレるため、1L換算で比較するのがコツです。
Q2. 「サラダ油」は何の油?
一般になたね油や大豆油などを原料とした精製油(単一または調合)を指します。
ラベルには具体的な原材料名が並ぶので、主原料を確認して選べます。
Q3. 表示で見落としやすい点は?
調合油は配合の多い順に表示されます。
任意表示の一例としてトランス脂肪酸の取り扱いがあり、数値には条件や誤差範囲があります。
表示はゼロ保証ではない点を理解して選ぶと安心です。
Q4. 保存で気を付けることは?
開栓後は光・熱・酸素を避け、早めに使い切るのが基本です。
期限設定の考え方や保存の考え方は、公的資料にも整理があります。
Q5. まとめ買いはお得?
単価は下がりやすい一方で、使い切れずに品質が落ちると実質コスパは低下します。
家庭の使用頻度に合った使い切れる容量を優先しましょう。
まとめ|米油とサラダ油はどっちが安い?価格と選び方のポイント
| 比較項目 | 米油 | サラダ油 |
|---|---|---|
| 価格の目安 | 約1,100円/1.35kg(1L換算:約810円) | 約385円/1000g |
| 原材料 | 米ぬか | なたね油・大豆油など |
| 風味 | クセが少なめ | クセが少なく万能 |
| 選び方のポイント | 小容量で試しやすい | コスパが安定 |
米油とサラダ油の価格を比べると、一般的にはサラダ油のほうが手に取りやすい価格で販売されていることが多いです。
ただ、単純に安さだけで決めるよりも、用途や使い切れる量、風味の好みなどを合わせて考えると、より失敗しにくい選び方ができます。
油はどれも保存方法や使う頻度によって満足度が変わるため、「自分の家庭でどう使うか」を基準にしながら選ぶのがおすすめです。

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